脱毛の歴史

脱毛は身だしなみの一つであり、美しさを追求する私たちの永遠のテーマでもあります。
その歴史は非常に古く、なんと始まりは紀元前3000年前からだったということなので驚いてしまいます。
もちろんこの頃は皮膚の構造や科学、毛の仕組みなどが全て解明されていなかった時代ですので、時として誤った方法や肌を傷めてしまう方法も存在しました。
しかし時代の変化につれて徐々に技術が進化をし、現在の永久脱毛へと変化を遂げることができたのです。

最初の脱毛は紀元前3000~4000年頃の古代オリエント時代だといわれています。硫黄や石灰、
でんぷんなどをペースト状にしたものが脱毛ワックス剤として主流だったといいます。
また地中海沿岸地域では紐に毛を挟んで抜く紐脱毛法も盛んであり、現在でもこの地方で用いられているそうです。そして紀元前30~40年頃には、絶世の美女といわれたクレオパトラも脱毛していた痕跡が残されています。
古代エジプトの出土品には現在の床屋で使用されるような長い刃のカミソリやワックスのような脱毛剤があったと報告されており、古来より毛への関心が高かったことが伺えます。

日本における脱毛の始まりは平安時代といわれ、貴族間で額や眉の形を整え、足りないところは墨で書き足していたといいます。
また江戸時代では遊郭の女性の間でアンダーヘアの処理が流行し、
陰毛を二つの軽石でこすって切ったり、線香で焼いていたそうです。
更に浮世絵の中には毛抜きで眉を整えている絵も発見されており、この時代になると現在と近い美意識を持っていたのではと予想されています。

1875年になるとアメリカの眼科医であるチャールズ・E・ミッチェルがさかまつげの治療法として電気分解法を考案しました。
これは毛穴に差し込んだ針に弱電流を流すことにより発毛組織を壊す方法で、現在の脱毛のはじまりともいわれています。
この流れで19世紀には毛を抜いたあとでわざと針を毛穴に入れたり肌に硫酸を塗るなどさまざまな脱毛法が試されましたが、効果がないばかりか多くの人が肌を傷める惨事となってしまいました。
そ して1945年にアメリカの電気脱毛技術者であるヘンリー E.St.ピエールと、エンジニアのアーサー R.ヒンケルが共同開発した電気分解脱毛法と高周波脱毛法を組み合わせたブレンド脱毛法が1948年に特許を取り、1970年代には日本に輸入されて脱毛 サロンやクリニックで施術されるようになってきたのです。

脱毛の歴史はここでも参考になります。

男性の脱毛事情

俗にいう男性ならではの魅力とは何でしょうか?典型的なイメージは「ワイルド」「男くさい」「濃い体毛」「マッチョ」などがありますが、
近年の日本ではこのような男らしさを前面に出すよりはさわやかで「キレイ感」のある男性が求められています。
またファッションというと女性ならではのものでしたが、今日では男性でもファッションに気を使う人が増え、女性顔負けにおしゃれになってきました。
昔に比べて男性も見た目に大きく気を使うようになり、ファッションだけでなく基礎化粧品やエステ、そして脱毛などで更に「キレイ」を追求しているのです。

男性に人気の脱毛部位はなんといってもヒゲ脱毛です。
ヒゲは体毛の中でも特に太く濃く、人によっては朝剃ったのに夕方にはもう生えてきたという人もおり、コンプレックスとなっている人もいます。
ヒゲを処理している男性のほとんどは自己処理による剃毛だといいますが、これはカミソリで肌を傷つけてしまったり繰り返し行うことで肌が青くなったり黒ずんでしまったりします。
またアジア人は体毛が薄い傾向にありますが、
中には胸毛が濃かったり腕や足の毛の毛が剛毛だったりする場合がありますので、Tシャツやハーフパンツなどおしゃれを思いっきり楽しめないと悩んでいる人もいるのです。

脱毛はもはや女性だけのものではなく、多くの脱毛サロンやクリニックが男性用脱毛コースを用意しています。
プロによる脱毛処理は、部位や毛の量を好みで調節できるだけでなく、
毎日の処理を楽にするプランが抱負に取り揃えられています。
男性の肌は女性より強いので肌トラブルは起こりにくいとされていますが、自己処理では肌にかかるダメージが大きいため、プロの脱毛で毛の処理をしながら肌のケアをするのが理想的です。
せっかく毛がなくなっても肌がボロボロになってしまっては清潔感がありませんので、自己処理をする人も減ってきているそうです。
男性の脱毛はもはや身だしなみの一環であり、「美しさ」や「キレイ」はモテる男の新基準として定着してきているのです。

永久脱毛について

ムダ毛の処理は本当に面倒くさいものです。
毎日処理しても次から次へと生えてきますし、自己処理では毛穴の黒ずみやカミソリ負けなどの肌トラブルも起こりがちですので、いっそのことムダ毛をすべてなくしてしまいたい-女性であれば誰でも一度はこのように感じたことがあるはず。
近年ではファッションの多様化から冬でもノースリーブやミニスカートを着用する人が増えてきていますので、いつでもムダ毛のないツルツルの肌でいたいですよね。
そんな私たちの夢を叶えてくれるのが永久脱毛であり、肌トラブルを防ぎながら毎日のムダ毛処理から解放してくれる優れものなのです。

永久脱毛とはその名のとおりある部位の毛を永久に毛が生えてこないようにする処理のことをいいます。
永久脱毛は毛根のもととなる毛乳頭細胞をレーザーで破壊させることで毛を生やさないようにする仕組みですが、
この行為は法律により医療行為に指定されているため、完全なる永久脱毛は医療機関や脱毛クリニックでしか行うことができません。
そのためエステでも「永久脱毛」と称して脱毛メニューを揃えているところがありますが、
医療機関以外ではフラッシュやニードルによって毛乳頭細胞にダメージを与えることによって毛の育成を妨げる術法が取り入れられています。

しかし多くの人が勘違いをしているのが、永久脱毛といっても二度と毛が生えてこないということではありません。
米国電気脱毛協会では「最終脱毛から一ヶ月後の毛の再生率が20%以下であること」と定義しており、
また新たにムダ毛やうぶ毛が生えてくるかどうかは時間が経ってみないことには分からないのです。
毛の量や再生度は個人差がありますから、エステの一度の施術でほとんど生えてこない人もいれば、2~3回繰り返すことでやっと効果を表す場合もあります。
そのため完全に永久脱毛したい人は、医療機関によるレーザー脱毛をすることをおすすめしますが、レーザー脱毛は皮膚内の毛の色素(メラニン)に反応して行われるため、日焼けをしている人には向かないといわれています。

脱毛する理由とは?

ムダ毛があったら処理したいと思うのは自然の流れですが、私たちはいつからこのような考えをするようになったのでしょうか。
体毛はもともとからだを守るために生えているものであり、それ自体が私たちに害を及ぼすことはありませんが、成人女性で手足の毛をそのまま伸ばしっぱなしにしているというのはもともと体毛が薄いなどの少数派でしょう
。私たちは家ではゆったりしたリラックスウエアを着用しますが、出かけるときには洋服を着て、歯を磨き、髪の毛をセットするなど身だしなみを整えます。
身だしなみの目的は「きちんとした印象のため」「清潔感を与えるため」などさまざまな理由がありますが、脱毛も同じく人に不快感を与えないための身だしなみの一環として認識されていることが多いようです。

例えばビジネスシーンで髪の毛が寝起きのままぐちゃぐちゃだったり、汚れた洋服のままでは「身だしなみの悪い人」として悪い印象を持ってしまいます。
また男性がヒゲを生やしっぱなしにしていたり、女性でメイクを全くせずに眉毛や顔のうぶ毛がびっしり生えているようでは、清潔感とは程遠くなってしまうでしょう。
またファッションを楽しむために脱毛する人も増えてきており、特にミニスカートやノースリーブにお手入れは欠かせません。
フランスではワキ毛がセクシーだという意見もありますが、日本でノースリーブからワキ毛がボーボーと出ていたらほぼ100%の人が恥ずかしいと思うのではないでしょうか。

このため私たちは髪の毛をスタイリングするのと同じ感覚でムダ毛のお手入れをするようになりましたが、
除毛や抑毛では毎日の処理が面倒になったり、自己処理ならではの肌トラブルの可能性も大いにあります。
特にカミソリや毛抜きを使用する場合には肌の黒ずみや毛穴のポツポツも出てきてしまうなどの苦い経験を持った人も多いことでしょう。
自己処理ではきれいにするために限界がありますが、プロにより脱毛は毛穴を目立たなくし、肌もきれいに保つことができますから、露出度の高い夏でも安心しておしゃれを楽しむことができるのです。

ムダ毛の処理方法とは?

ムダ毛のケアは一年中必須となっていますが、露出の増える季節には特に念にお手入れをしたいですよね。
腕に足、ワキだけでなく背中やおなかまでさまざまなパーツのムダ毛をきちんと処理し、
トラブルのないツルツルスベスベの肌を目指したいもの。

ムダ毛の処理方法には主に「抜く」「剃る」「溶かす」「抑える」があり、部位や自分の肌や毛質に合った方法を選ぶ必要がありますので、
それぞれの特徴やアフターケアについて正しい知識を持ったうえで行うようにしましょう。

ムダ毛を「抜く」方法は、毛抜きや電気脱毛器、ワックス、テープ、脱毛フォームなどがあります。
毛抜きはどこの部位でも行うことができますが、痛みを伴いますし、毛穴が広がりやすく埋没毛ができやすい難点があります。
電気脱毛器はヘッド部分を肌に密着させてムダ毛を引き抜くため、あらかじめ5ミリ程度に毛をカットしておくと痛みを軽減することができます。

脱毛テープやワックスは一度に広範囲のムダ毛を処理することができますが、
言い換えれば一度に大量の毛を引き抜くために強い痛みを伴います。
そのため処理を行ったあとはローションや冷却ジェルで患部を冷やして沈静させるのがおすすめです。

ムダ毛を「剃る」方法は、主にカミソリで行います。「カミソリで剃ると毛深くなる」という言い伝えがありますが、
これは全くの誤解であり、カミソリで切った毛の断面が太く見えることからこのようにいわれるようになったのです。
カミソリを用いる場合には絶対に乾いた肌には行わず、シェービング専用クリームをまんべんなく広げてから行います。
石鹸などでは肌の水分を必要以上に奪いすぎて乾燥の原因となりますから必ず専用のものを使うようにしてください。

ムダ毛を「溶かす」方法は、専用の薬剤で肌表面にある毛を溶かしてそれをふき取る方法が用いられていますが、
薬剤が合わないなどの肌トラブルがあることから使用前にはパッチテストが必要です。

またムダ毛を「抑える」方法は、天然由来成分の中から育毛抑制効果のある成分をローションのように肌に叩き込むことで毛根に作用し、長期間使用することでムダ毛をうぶ毛のように目立たなくさせることが可能なのです。